できるだけいろいろなことを書く

できるだけまじめなことと、くだらないことを書きます。ファシリテーションやグラフィックレコーディングと関係あることかもしれないし、関係ないことかもしれません。(当ブログにはアフィリエイト広告を利用しています)

私は『平清盛』を見切れるのか

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2016年の『真田丸』以来、NHK大河ドラマ「完走」を続けています。2004年に『新選組!』を完走したものの、その後挫折を続けていた自分にとっては快挙です。
同時にTwitterでドラマのことをつぶやいたり素敵なイラストを描いたりする方を眺めているのだけれど、皆さんの傾向を見るとどうやら私は2012年放送の『平清盛』を見たほうがよいらしいのです。『平清盛』といえば根強いファンの存在が評判高く、そして当時の我が県の知事がたいへんご無礼をばいたしまして、という作品ですが、知事とは関係なく私はどうも見続けることができませんでした。いちおう見てみようとした記憶はあるんだけどなあ。
ではなぜその時は見続けられなかったのか。 NHKオンデマンドで『平清盛』が配信されるこのタイミングで、大河ドラマを完走するコツのようなものについて考えてみたいと思います。というのも現在『黄金の日日』再放送の録画を貯めまくっているため、実はオンデマンドで完走できるかどうかちょっと自信がないのです。『鎌倉殿の13人』と『どうする家康』は完走する自信にあふれているのに。

3つのポイント

大きく考えると、次の3つのポイントがコツなのではないかと思いました。

  • 字幕を表示して見る
  • 最初の1か月分をとにかく見続ける
  • 日曜夜8時の枠で見る

字幕を表示して見る

時代劇を見慣れていない者が音声情報だけで用語についていくなど無理です。必ず字幕を表示するべきです、と気づくのが遅れたので『真田丸』はしばらく苦労していました。
最近は大河ドラマに限らず他の番組でもほとんど字幕を表示しており、もう字幕なしでは生きていけません。『新選組!』のDVDを見返したら字幕がついていなかったのだけれども、当時の私はどうやって完走したのでしょうか。
ですから、NHKオンデマンドは直接契約しなくてはなりません*1。我が家の場合は加入しているAmazonプライム経由で追加するのが手軽ですが、それだとどうやら字幕が出ないようなのです。

https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=7602551051

(4)コンテンツ中、字幕サービスを提供する旨の表示がある場合でも、本サービスでは字幕サービスは提供しません。

Amazonプライム本体の配信コンテンツは最近字幕付きが増えたのですけどね。

最初の1か月分をとにかく見続ける

横目でもいいから見る。Twitter実況を眺めながらでもいいから見る。
初めて大河ドラマに取り組む場合も、前年からの流れで新しい作品に突入する場合も、見始めた当初はなんだか違和感があるように思います。要は新作の世界観への適応の問題なのだと思います。最初の1か月(3〜4回)は佳作駄作、また自分に合う合わないの評価を棚上げしてとにかく見続けることでなんとなく馴染んでいくのかなと思います。
おんな城主 直虎』(2017)は最初1か月は子ども時代を描いており、子役が苦手な私はこの点大変苦労しました。ただ振り返ってみればこの1か月なしにはその後のドラマが成立しなかったので、踏ん張っておいてよかったです。

日曜夜8時の枠で見る

これはひとえに「習慣化」です。生活に合わせて日曜夜6時のBS枠でもいいし、土曜の再放送でもよいのだけれど私は日曜8時が合っていた。実際はBSで録画しているので8時にテレビの前に集合する必要は特にないのだけれども、日曜夜に夕飯を食べて皿洗いまで終えておくのがなんとなくよい生活習慣になっていたように思います。食事が早く終われば録画を早く見てしまって、日曜にちゃんと早めに床につけて言うことなしなのです。
そしてもちろんTwitter実況勢が一番多いのは総合日曜夜8時なので、いまひとつ好みに合わない作品もそちらを眺めながらなんとなく完走できました。好みに合わない作品もあったんですよ。連続で見出して3年目だったので、ここでこけていたら今の状態にはなっていないわけで、ここもひとつポイントだったと思います*2
黄金の日日』を貯めてしまっている大きな原因は、この「習慣化」ができていないせいだと思うのです。リアルタイム視聴にこしたことはないがいかんせん放送が日曜朝6:45から。どこかで時間を決めて見るべきなのかもしれませんがなかなか難しい。オンデマンドも、おそらく同じ問題をはらんでいるでしょう。いつでも見られると思ったら見ない。

そして師走が訪れた

上記のようにすごく心配していたのですが、12月1日の『平清盛』配信開始日にさっそく契約して「ものは試し」とちょっと見てみたところ、やめられなくなりました……。これはたぶん完走できる。月額990円払わないといけないことがモチベーションにつながっている気もしますが、それよりたぶんコンテンツの力が強い。そして、おそらく自分自身の「大河ドラマを見るスキル」もついてきたような気もしました。そのスキルは何の役に立つんだという気もしますが、少なくとも「大河ドラマ」という枠があるかぎり日曜夜の健康習慣が継続できる点はよいのでは。

*1:iOSアプリが使い物にならなくて困っています。MacからiPadにSidecarで飛ばして見ないといけない

*2:何の作品か数えたらわかりますが、個人的にはおそらくあの脚本家は天下国家のスケールを描くのは得意ではないような気がしていました。それが証拠に奄美編は舞台と人間関係が比較的狭いせいか面白かったものなあ←ほぼ言ってる